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2024
25Aug

四谷快談 No.178 ジュズダマやオナモミが教えること

  • 四谷快談

 土曜日にいつものように教会の参道を掃除していたら、散歩中の四谷小学校の教員の方がお見えになった。「幼稚園からいただいたオナモミが一向に実を結ばない」と言う。園庭に招き入れて「もともと秋の花ですから、これから実を結ぶと思いますよ」とあちこちを見ていただいた。するとジュズダマに気づき「もうほとんど見かけることがなくなってしまった。ここは野草園のようで素晴らしい」ととても喜んでくださった。
 NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる」で「雑草って何?」という問題があった。その答えは「望まれないところに生えているすべての草」なのだと。食べようとか花を採集しようとか実を使ってあそぼうなどとしない限り、それはそこら中に意味なく生えているだけの草=雑草なのだなぁ。ナルホド。
 だが幼稚園ではジュズダマもオナモミもセンダングサもヨウシュヤマゴボウもタマサンゴも、子どもたちにとって重要なあそびのパートナー。子どもたちが成長した頃に名前を覚えていなくとも、どうやってあそんだかはきっとしっかり根付いている。そして、そうであるかぎりその子にとって「雑草」ではないのだ。
 主食のコメが不足しているという。令和の米騒動などと面白可笑しく言う始末。遠野にいた1993年の記録的な冷害を思い起こす。だが思い起こすと言えば30年以上前、神学生の頃「農地にかかる税金の増税」が叫ばれていた。住宅難なのに都市部で農業などしなくて良い、コメは安いカリフォルニア米を買えと、ホンキで叫ばれていたのだ。わたしは秋田県民だがユートピアのように喧伝された八郎潟干拓地に人が住み始めた頃には減反政策が始まりネコの目農政などと呼ばれていたことを忘れもしない。
 「安いカリフォルニア米」と絶叫していたあの頃の経済学者・国際政治学者は、一体「令和の米騒動」の今、どこに逃げ隠れているのだろう。あの馬鹿げた主張を繰り返した者たちにとっては「コメ」さえ雑草に過ぎなかったということなのだ。

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